病院関連のサービスは次の6つのサービスです。
1. 入院時保証人
2. 入院・退院の付き添い
3. 退院後の自宅生活支援
4. 入院・退院時のタクシー代10,000円補助
5. 入院見舞い金10,000円
なぜ病院関連のサービスをつくったか?
この点滴の写真は私です。2016年8月に心房細動と診断され自宅近くの総合病院へ入院いたしました。そこで、入院仲間を見て3つのタイプがあることに気がつきます。
①たった一人で入院してくる人
②配偶者といっしょに入院してくる人
③子供(娘さんが多い)といっしょにくる人
の3つのタイプです。
今の大病院の受付、再来、支払いのシステムをご存知ですか?
カード化されており、全ての作業が自動化されています。高齢者は対応むずかしいんじゃない?!と心配になります。
見ていると、ほとんどの高齢者が戸惑い、立ちすくんでいるようにも見えるくらいです。病院側もカウンター外に担当の方を数人配置しているほどです。
入院には2名の保証人が必要だ
入院には、多くの書類が必要です。医師から診察結果を聞き、診療方針を聞き、手術の承諾書にサイン、押印する。
手術、入院には二名の保証人を立てることが必要です。また、2人めの保証人は同居親族ではダメで、別居している人にたのまなくてはなりません。
親戚、兄弟はいるけども遠くにすんでいるし、親しくしていないので頼みにくい。とか。友人にも頼めない。
自分はお金はあるから大丈夫だ。と言っても事務的に2人必要なのですね。
お金の問題だけではない意味で2人必要とされるのですね。
一人で入院・退院するのは大変だぞ!
入院中、妻や子供たちが見舞いに来て幸せな方もいらっしゃいますが、そうでない孤独な方がのほうが多かったように思います。
私は心臓の病棟でしたのでたぶん配偶者をなくした方のほうが多かったのかもしてません。
入院するには、下着やパジャマ等身の回りのものを持込んで入院します。しかし、診察に来たら即入院というケースもあるわけで、その場合は、誰かに入院のための雑務を頼む必要にせまられます。
入院の雑務をお願いする人がいない方が多かったのです。ベッドで看護婦さんから説明を受けてても、理解されているかどうか不安になるほどでした。
元気なときでさえ大変な事務的作業なのに、入院するほど弱っているときに、これをやるのシンドイことなのです。
しかし、配偶者はいつか死亡し、夫婦のどちらかは一人になります。そうなれば、ひとりで入院、退院をしなければならなくなるのです。
また、退院時の大変です。やっと退院ということになるのですが、退院のための作業もかなりのものです。
入院費用の精算、薬の受領、医師からの説明、洗濯物の持ち帰り、持ち込んだ私物の持ち帰り。 自宅までひとりで帰るわけです。
入院している間、自宅をあけてあったわけですから冷蔵庫には食べ物もなく、また、部屋の掃除もしていません。これから眠るベッドも湿っぽくなっているのです。洗濯もしていないので、清潔な着物も準備しなければなりません。
自分の家に、ひとりでタクシーを利用したり、バスを利用したりで帰らなければなりません。
弱っているときに、優しいヘルパーが付き添いしてくれて、帰る前に部屋も掃除してくれて、食べ物も買っておいてくれて、病院食ではない、好物の料理が準備されていたらどんなにいいだろうか?と。
以上のような体験から病院関連サービスをつくりました。